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2007年4月

「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

陽気なギャングが地球を回す 陽気なギャングが地球を回す

著者:伊坂 幸太郎
販売元:祥伝社
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おすすめ度★★★★★★

伊坂幸太郎は作家の中でもかなり好きな人でこの本もタイトルからして絶対面白いだろうと思ってた。だってギャングが地球回しちゃうんだもん。笑 そりゃ面白くないわけないわ!ってめっちゃ張り切って読んでた。

ウソが見破れる男成瀬、演説の達人響野、スリの天才久遠、正確な体内時計を持つ女雪子。。。この四人が組んで日夜銀行強盗をしていた。しかし、ある日せっかく強盗をした金を逃走中に輸送車襲撃犯に横取りされてしまう。四人は金を取り戻すべく敵を追うのだが・・・

とにかくこの本は主役四人の個性がとても強く魅力的で彼らのやり取り、会話を読んでいるだけでそうとう面白いし笑えるし!この四人が本の中で飛び回っている。自分はそれを手をたたいて喜んで見てるって感じ。次はこの四人はどういう行動に出るのかなって思うとページをめくるのが楽しくて楽しくて!話もラストのほうでどんでん返しが待っているし、お手軽に読めて楽しめるエンターテイメントだ。四人が集まるきっかけになった出来事とかも書いてあって、はちゃめちゃなんだけど面白くてこの四人がますます好きになった!そう、なんかこの四人ははちゃめちゃに走りまくってる。笑 

ちなみに映画にもなっていて成瀬が大沢たかお、響野が佐藤浩市なんだけどこの人らかなりハマリ役!って映画見てないんだけど・・・でも本を読んでてキャラがぴったりだなって思った。読みながら佐藤浩市が銀行で演説してるところなんか創造してると面白い。

続編も出ていてそちらも面白かった!もっと続編出てほしいな~とついついあの四人に期待してしまう。。。

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「黄色い目の魚」佐藤多佳子

黄色い目の魚 黄色い目の魚

著者:佐藤 多佳子
販売元:新潮社
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おすすめ度★★★★

最近よく本屋に行くと平積みされてて、これはちょっと読んでみようという事で前回の宮部みゆきに続いて佐藤多佳子の本初挑戦。映画化された「しゃべれどもしゃべれども」にしようかと思ったけど、たまには青春ものをってことで「黄色い目の魚」に。

あらすじは周囲と溶け合わずにイラストレーターの叔父にだけ心を許している村田みのりと、絵を書くことが好きな木島悟が出会い、強くまっすぐな思いが二人の間に生まれていく・・・となんかいかにも青春ものって感じ。とにかく最近ミステリーばっか読んでたからこういう話はなんか新鮮で読む前からちょっとワクワク。

まずこの本読みやすいし、何より主人公二人の気持ちがとてもストレートに伝わってくる。あーこんな気持ち、自分も昔あったな~なんて思ってしまったり。。。青春時代を精一杯生きて成長していく二人の姿は読んでいてつい応援したくなるような、ちょっと羨ましいような気分になった。

恋愛小説の要素も含まれているけど、恋愛が前面に押し出されていない。もっと別の強いつながりをお互いが見つけ、その糸を恐る恐る手繰り寄せていくよう。16歳ってすごい難しい年頃だし色々な事で悩むけど、そんな16歳の姿がよく描かれていたと思う。

読後はとてもさわやかな気持ちになった。個人的にはみのりがいじめられっこの友達を傷つけてしまい、その事で悩んでがんばって仲直りするところは、ほほえましいな~って思って好きな場面だわ。 

今までは青春ものってなんか避けてきたジャンルであまり読んでいなかったけどこの本読んで、青春ものも面白いじゃん!って自分の中でこのジャンルの印象が少し変わった。こういう本って気分が落ちてるときに読んでもいいかもね。

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「R.P.G.」宮部みゆき

R.P.G. R.P.G.

著者:宮部 みゆき
販売元:集英社
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おすすめ度★★★★

宮部みゆきを読むのはこの本がはじめて。ホントは「ぼんくら」を読もうと思っていたけど、財布の中を見たら上下二冊買える銭がなかったので「R.P.G.」に。のっけから妥協した感はあるものの、この本も前から気になっていたので、まいっか!っと思いつつお買い上げ。笑

とりあえず感想を一言で言うと、おもしろかった。妥協して買ったのが申し訳なくなる。

ストーリーはインターネット上で作り上げられた疑似家族のお父さんが殺された。三日前に殺された女性との繋がりを見つけた警察は事件を追っていく、というもの。

まず取調室で繰り広げられる心理戦がとても面白くどんどんと読み進めていける。ラストは意外な事実に、やられた~!って感じだった。印象に残ったのは「自分でも本当の自分がどこにいるのかわからなくて孤独。心のつながりが欲しい」というセリフ。そういう人が増えている現代、疑似家族というものもあってもおかしくないなと思った。ただ、本当の家族で心のつながりが持てるのがやっぱり一番いいんだよね・・・と、つい考えてしまった。

あまり長くない本だし、ストーリー的にも一気に読めるし、十分面白かった。これからもっと宮部みゆきの本を読み進めていきたいな~。

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「Q%A」恩田陸

Q&A Q&A

著者:恩田 陸
販売元:幻冬舎
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おすすめ度★★★★

この本前から気になっていたんだけど、いつの間にか文庫化していたのでこりゃあ読むしかないってことで早速買って読んでみた。

都市郊外にある大型商業施設で死者69名、負傷者116名という大惨事が起こったが原因を特定できない。多数の被害者や目撃者の話、防犯ビデオに映っていたものは何を意味するのか、Q&Aのみで進行していくミステリー。

この本、とにかく会話のみで話が進んでいくので背景の描写などが一切ない。なのに、会話だけでこれだけ話を作っていけるのはすごいと思った。

前半はショッピングセンターで起こった大惨事の真相を探るべく物語が進んでいくが、後半になるにつれて大惨事によって生まれた人の苦悩など、物語が広がっていく。この本はホラーとしても読めると思う。つい周りの人間の行動に合わせてしまう、何から逃げているのかわからなくても、みんなが逃げているから逃げてしまう。そんな人間の心理をうまく利用して恐怖を生み出している。そこから生まれる人間の苦痛やエゴのようなものに、また恐怖を覚えた。

本を読んでて、真相を解決するのではなく、ショッピングセンターの大惨事の恐怖から新たな恐怖を派生させていっていくことに重点が置かれているように感じた。それはそれでとても面白かった!ラストは・・・恩田陸っぽいかなって感じ。

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Musiq Soulchild-luvanmusiq-

Luvanmusiq

マジ最高なんじゃない!?って感じで、もうすでにめっちゃお気に入りのミュージックソウルチャイルドの最新アルバム、-ラヴアンミュージック-。全米一位・・・流石だわ!!今日この頃は毎日聞きまくってる。

とにかく捨て曲なし、さらに磨きがかかったって思うアルバムになってる。温かく、甘い歌は相変わらず癒される。NE-YOとの共作の(2)Ms,philadelphiaは、最初はこの二人ってどうなの?って思ったけどよかった。(3)teachmeや(6)today、(9)millionaireのようなメロウな曲はもちろん、ファンキーなノリの(7)makeyouhappyもすごくいい!!

特に(3)teachmeはミュージック節全開って感じでナイスです。今までのアルバム同様にすごくいい作品に仕上がっていると思う。

関係ないけどミュージックよりミュージックソウルチャイルドって名前のほうがやっぱ好きだな。

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ギター

思いつきで久しぶりにギターをやりたくなったので、物置から引っ張り出して弾いてみた。

特に弾きたい曲も弾ける曲もなかったからとりあえずAmから。コード進行の本だけがなぜかあったから、それに書いてあった「未練たっぷりのコード進行」ってのをやってみた。突然のサヨナラに未練が残るように聞こえるコードです、だって。笑

弾いてみたけど、どうしても未練たっぷりって感じには聞こえない・・・俺の耳が悪いの?それとも俺の弾き方??って感じで四苦八苦しながらも久々のギターもなかなか面白いじゃないか!サックス優先だけど夜できないし、暇な時はギターもこれからちょこっとやろうかな~

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Calvin Richardson-country boy-

Country Boy

有名なあの兄弟デュオ、K-Ci&JoJoの幼なじみであるカルヴァン・リチャードソン。そんな彼の1999年のデビューアルバム。

一曲目は旧友K-Ciとのデュエットから始める。お互いの声がよくマッチしていて、いい感じの出だしになっている。K-Ciにつられてカルヴァンも気持ちよく歌っているね。死んだ祖母のために歌った(11)coming homeはカルヴァンの人間性がとてもよく出ている曲だと思う。教会育ちであり、homeとは天国なのだそう。この曲を聴くとなぜか少し落ち着く。。。

一番の聞き所は無名時代に行ったライヴの者が使われた(10)のnightmare。歓声といい盛り上がりといい、事前にお客と打ち合わせでもしたんじゃないかっていうくらい完璧に双方が一体となっている。めっちゃいい!!

どちらかというと静かなアルバムって感じだけど、盛り上がりがないというわけではない。というか、むしろとてもソウルフルなアルバム。静けさ中徐々に盛り上がらせ歌い上げていくのは聞いていて心地よかったし、それが彼の独特の個性なんだろうな。セカンドはまだ聞いてないけどいやでも期待してしまう。。。。

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「呼人」野沢尚

呼人 呼人

著者:野沢 尚
販売元:講談社
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おすすめ度★★★

少年は12歳にして心と体の成長を止めた。純粋な子供のままで生きていくのは果たして幸せなのだろうか?そして少年は出生の秘密を探っていく。そして自分が生まれたことに対する意味を求める。というのがあらすじ。

野沢尚の作品は比較的好きなので今回の呼人も期待していたんだけど、ちょっと期待はずれだったかな~それとも結構ダラダラと読んでしまったからこういう印象を受けてしまったのか・・・

前半の人間ドラマは展開が少し単調ではあった感じはしたけど、小学生時代の話や呼人と友達の手紙のやり取りで構成されている二章とかは面白かった。ただ後半になるにつれ政治や国際的な問題と登場人物との関わり合いが不自然な感じを受けてしまった。呼人の母親が国際テロリストっていう設定も無理があったような・・・あと12歳で成長が止まってしまった呼人の苦悩ももう少し書いてほしかったなって思う。

今回の本は結構言いたい事がたくさんあって書いてたらなんか批判みたいな文章になっちゃったけれど、けして駄作というわけではないし、呼人が12歳のままで懸命に歩いていく姿には心が温かくなった。ラストも心地よい感動があり、よかったと思う。生きていくということを考えさせる本だった。

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大学三年生

昨日は久々に大学に行った。いやー人が多いのなんのって!てかもう三年生か~大学生活ってのは早いもんだぁ。

サークル勧誘に出てる人がそこら中に、勧誘されてる奴もそこら中に・・・なんかお祭りみたいだった。友達曰く「文化祭より盛り上がってね?」その通り。で、たまに二年とか三年を一年に間違えて勧誘しちゃう人もいて、俺たちもそんなのに引っ掛かった。

俺っていうより隣の友達が声かけられた感じで、

「あのー、一年生ですか?」

友達『いや、ちがいます』

ってすぐに行こうとしたら、後ろから

「だと思ったー笑」

って声が。俺達もまだまだ十代で通用すると思ったら大間違いだね。。。そりゃ一年にしては老けてるわ。笑

でもそんな一言がすごい面白くて、久々の大学はなかなかだったよってね。^^

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Omarion-21-

21

四人組のR&BグループとしてブレイクしたB2Kのリードボーカルだったオマリオンのソロ2作目のこのアルバム、21(一作目の0は全米初登場1位)。マジでカッコイイ!!B2Kの時はまだ16歳だったのに・・・大人になったわ!

アルバムを通してクールな大人の印象を受けた。シングルでヒットした(2)ice boxは冷たさの中にある強さを感じさせる曲ですごくいい!低音の音もすごく効いてる。ちなみにPVもカッコよかった。ほかにもしっとりと歌い上げてる(13)the making of youやこちらもシングルでヒットした(1)entourageもよかった。

スターである自分も一人の人間で普通に恋愛もしたいよと歌っている(4)made for TVは思わず本音が出てるんじゃ?なんて思った。けど(11)been with a starでは自分はスターでそんな俺とつきあってみないか?ってちょっと矛盾した様なことも言ちゃってるオマリオン。どっちにしろ歌えてダンスもうまい彼はアッシャーの後釜に座ることのできるシンガーにきっとなる!

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「流星ワゴン」重松清

流星ワゴン 流星ワゴン

著者:重松 清
販売元:講談社
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おすすめ度★★★★★★

リストラされ家庭もボロボロ、死んじゃおうかな・・・って現実に絶望していた38歳の秋。男は5年前に死んでしまった親子の乗る不思議なワゴンに乗る。時空を超えていくそのワゴンにのり、男は人生のやり直しを叶えることができるのだろうか・・・

友達に勧められて借りて読んでみたこの本。進められただけあって面白かった。設定は死んだ親子が乗るワゴンが出てくるところとかファンタジーって感じだけど、それが本全体に不思議な雰囲気を出していたと思う。

てかこのワゴン、死んだ人間が乗っているだけあって霊感のある人しか出会えないのかなぁ?って物語に関係ないことをつい考えてしまったけど。笑

この物語にはもう一人チュウさんという主人公の父親が同じ38歳のころの姿で出てくる。長年わかりあうことができなかった父親と家族に対する後悔、そこにワゴンの橋本親子が絡んでくる家族愛を描いたものになっている。

主人公の現在とそこに至るまでの過去の出来事を読んでいくうちにとても切なく、つらい気持ちにさせられる。しかし、家族を再生させるには現実を受け入れていくしかない。ラストはけして最高のハッピーエンドではないが、明日への希望を抱かせる終わり方でよかった。結構ジーンとさせられるので涙もろい人は泣いてしまうかも。いい本でした。。。

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マンションの管理人

今日は親の仕事の手伝いみたいなもので、チラシをポストに入れていくなんてことをした。いやーそんな大変でもなかったけど、思わぬ天敵に遭遇。それはマンションの管理人。この管理人にはストレスたまったわ。笑

『あのーチラシをここのポストに入れさせてもらっていいでしょうか?』

「青少年に有害なものはお断りです」

『いや、そういうのじゃないんですけど・・・』

「でも、なんであんたそんなチャラチャラしたかっこしてんのさ?」

(黙れハゲ!ただジャケット着て指輪つけてるだけじゃん!)

『いや、してないですけど・・・』

「お引き取りください」

何言っても取り合おうとせずあえなく退散・・・カッコワル↓↓

あー疲れたー。ちなみにチラシはまったくいかがわしくない、いたって普通のチラシだったよ。。。

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Joe-better days-

Better Days

joeの2001年のアルバム。中古で安くゲット!!ホクホク顔で家に帰って聞いたら期待どうりのjoe!!って感じのアルバムだった。

(2)~(4)の曲の流れは聞いていて少し寂しくなるほどで、(6)の子供のコーラスはかなりハマッてる。で、寂しい流れを(7)のI Like Sexy Girlsが楽しい気分に変えてくれる。

特に女性への切ない思いを歌っている(3)のwhat if a womanが最高にいい!!この人って歌詞もかなりいいよね~切ない系が多いけど。笑

やっぱり、この人の作るメロディはムーディで洗礼されている。ミディアムスローなアルバムでR&Bを聞かない人も聞きやすいと思う。あまり声を張り上げすぎす抑えの効いた歌もgood!!前からjoeは好きだったけど、このアルバムでさらに好きになった!クールだわ・・・

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「イン ザ・ミソスープ」村上龍

イン ザ・ミソスープ イン ザ・ミソスープ

著者:村上 龍
販売元:幻冬舎
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おすすめ度★★★★

今までちょっと避けてきた感じのある村上龍の初めて読む作品。ほんとはコインロッカーズベイビーを読もうと思っていたけど本屋になくミソスープに変更したけど結果的には面白かった~

この本は外国人向けの風俗店のアテンダントの仕事をしている男と、アメリカから来た男との三日間を描いている。主人公の男はそのアメリカ人フランクに同じころ起きた女子高生が殺害された事件を重ね合わせていく。この男が犯人なのか??って混乱していく男・・・

まず何といってもフランクが何者なのかわからない。そんな彼の不気味さが本の所々に出てくる。特にバッティングセンターでは奇妙で不気味な彼の姿が浮かび上がってきて少し怖くなった。で、もっと衝撃なのがフランクの殺人のシーン。てか描写がリアルすぎて少し気分が悪くなった。汗 で、この話どうなっちゃうの?ってちょっと心配に・・・

ただフランクが殺していったのは彼が中身のない人形のような人間たちだ(もちろん殺しちゃだめだけど)。読み終わってそのことに気づいて、作者はフランクという異分子を通してそんな人間たちに対して警告を発しているのではないかと思った。

とにかく印象に残る作品だった。ホラーとしても楽しめると思う。今まで村上龍を避けていた自分はもったいなかったな~

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