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「オーデュポンの祈り」伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り オーデュボンの祈り

著者:伊坂 幸太郎
販売元:新潮社
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おすすめ度★★★★

伊坂幸太郎のデビュー作で一気に彼の虜になってしまった作品。はじめはタイトルからして重々しい雰囲気だなぁって思っていたけどそんなことはありません。かなりファンタジックな設定に最初は驚きました。

物語は、コンビに強盗に失敗し逃走していた伊藤が、気がつくと見知らぬ島にいるところから始まる。江戸以降外界から遮断されている荻島。そこには奇妙な人々が住んでいた。嘘しか言わない画家、殺人を許された男、未来が見えるしゃべるカカシ。翌日カカシが殺される。未来を見通せるはずのカカシはなぜ自分の死を阻止できなかったのか・・・

とにかくユニークなキャラクター達がこの本の独特の雰囲気を作り出している、なんていうか不思議な感じをもった本だなぁって。まあ普通に考えたらありえない人々としゃべるカカシだからね。なんか不思議の国に迷い込んだ気分に。でもそんなありえない島の話が読んでいてすごく面白かった。

カカシが殺され、その謎を追っていくうちに明らかになっていく事実が組み合わさっていき、ひとつの真実にたどり着いていく様は見事。嘘しか言わない画家の秘密を知ったときはちょっと切なくなった。                                                                            

また伊東のことを昔から知っている男、城山。刑事なんだけど、こいつかなり嫌な奴!読んでてこの野郎~って思って読んでたけど、ラストの展開は面白かった。ていうかいい気味だって気分。そして島が欠けていたものを手に入れたとき、この先この島の人々は笑って生きていけるんだろうな~って思った。

ファンタジーなミステリーって感じ。この本を読んでわかったこと。伊坂幸太郎の本はやっぱり面白い!

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