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2007年6月

「7月24日通り」吉田修一

7月24日通り (新潮文庫 よ 27-3) 7月24日通り (新潮文庫 よ 27-3)

著者:吉田 修一
販売元:新潮社
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おすすめ度★★★★

地味であまり目立たないOLの本田小百合は、港が見える自分の町をポルトガルのリスボンに見立てて日々を暮らしていた。ある日開かれた高校の同窓会で昔の片思いであった聡史と再開する。日本のリスボンを舞台に小百合の小さな恋の冒険が始まる・・・

始めのほうは、自分の町をリスボンに見立てるなんてハッピーな人だなぁと思って読んでた。ただ、途中まで小百合のことをあまり好きにはなれなかった。なんか自分の望む世界を他人に背負わせて、託してしまうような感じが。例えば、親が子供の意思を無視して自分の夢を勝手に押し付けてしまうような。

本分に出てくる詩で「わたしたちはどんなことでも想像できる。なにも知らないことについては」というのが出てくるけど、そのまま小百合のことを言い表しているなって思った。でも物語が進むうち想像するのは止め現実に向かって歩き出す。

ちょっと頑張って背伸びをするだけで、一歩踏み出すだけで世界は変るのかもって思った。そして話を通して小百合が成長していく姿が描かれていて面白かった。なんか、頑張れって応援したくなる。一歩踏み出すって大切な事なんだな~ってしみじみと。。。

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