« 「ランドマーク」吉田修一 | トップページ | 思うこと »

「太陽の塔」森見登美彦

太陽の塔 (新潮文庫) 太陽の塔 (新潮文庫)

著者:森見 登美彦
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オススメ度★★★★★

なんか避けてたね。だって帯に「すべての失恋男たちに捧ぐ!」って・・・(笑)いや失恋した覚えはないんだけどね~最近に限れば。。。

舞台は京都。せっかくできた恋人にも振られ、自分の大学生活には華がないと思っている男とその仲間たち。クリスマスが刻々と近づいてくる季節に男たちは街を駆け巡る。

いやなんかね、妄想族のお話だね。俺は・・・まあ、妄想はしないよ。空想はするけれどもね♪

彼らは妄想の世界を冒険してます。「我々の日常の90%は頭の中で起こっている」とのこと。その言葉と通りに生活してる。妄想による日常をごく当たり前に、真剣に語る男たち。彼らは言う、世間は間違っているのだと。クリスマスなんかにうかれてんじゃねぇ!と。みなさん目を覚ましましょうと・・・まあお前らが目を覚ませよってね。

ああは成りたくないと思いつつ、でもどこか共感してるんだよな~。きっと自分にも彼らのように現実から目を背けたかったりする時ってあるんだなって思った。そう、たとえば失恋したときとかね。クリスマスに恋人がいなくて「男だけの方が楽しいんだって!!」って言ってるときとか(笑)てか多分誰にでもあるんだよね、そういう時って。

で、彼らはそんな時間が人より少し長いわけで。そんな登場人物はとても魅力的。研究と題したストーカーをしていたり、されてる側の女の子もちょっと不思議ちゃんだったり(誕生日のプレゼントに「人間臨終図巻」あげたりね)。

つまらない型にハマるのは嫌だと言いつつ、型にハマった幸せもいいなと呟く。たしかにそうだよね♪って思った。

結構笑えたし。ゴキブリキューブにはかなり笑ったね。アホか!!ってツッコミたくなるトコがたくさんある。いやーかなりシュールですよ(笑)ちょっとひねくれた文学ちっくな文体も面白くてサクサク読めた本です。

にほんブログ村 本ブログへ←よかったら押して下さい^^

|

« 「ランドマーク」吉田修一 | トップページ | 思うこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/324182/20274372

この記事へのトラックバック一覧です: 「太陽の塔」森見登美彦:

« 「ランドマーク」吉田修一 | トップページ | 思うこと »