「ラスト・ワルツ」盛田隆二
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ラスト・ワルツ (角川文庫) 著者:盛田 隆二 |
オススメ度★★★★
盛田隆二の本は初めて読んだ。なんだろう・・・ドロドロっていうよりヌメヌメっていう感じの本。わかりにくいか^^:
18歳で東京に上京してきた12年前、「ぼく」は10歳年上の花菜子さんと出会った。彼女と彼女の息子の3人で少しの間だけ一緒に暮らした。そして12年後、「ぼく」は花菜子さんと再会する。他人のままつながりたい、そう言う彼女はクスリに溺れていた。「ぼく」は彼女のことを何とかしようとするが・・・
話し全体に昔の70年代の不思議な雰囲気が漂っていていた。で、気づいたんだけど主人公の男は本の中には一切名前を出してきてないんだよね。ずっと「ぼく」とか「きみ」「あなた」なのだ。だからかな、あと時代背景が古いってのもあると思うけど、なんかこの主人公に感情移入できなかった。あのころの時代を知っている人は感情移入しやすいかもしれないね。
12年ぶりに会った花菜子はクスリに溺れていた。男はクスリに溺れた花菜子を必死で何とかしようと思う。その一方で妻を裏切っていく彼の姿が読んでて痛いな~って思った。妻や子供を犠牲にしても花菜子を助けたい思いが強かったってことなんだろうね。これは12年前に彼女の首輪を最後まで外せなかったからかな。
でも、彼は最後にやっと大切なものに気付いたんじゃないかな。彼は最後、泣いてたんだろうって思う。
・・・あ、これってネタばれか!?(笑)
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