カテゴリー「 森 絵都」の記事

「永遠の出口」森 絵都

永遠の出口 (集英社文庫(日本)) 永遠の出口 (集英社文庫(日本))

著者:森 絵都
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オススメ度★★★★

子供のころの思い出、思い込み。僕はとりあえず東京タワーは世界で一番でかいと思ってたし、飛行機は二回に一回は墜落する乗り物だと思ってた。野菜はもやしが一番栄養があるって言われて若干今でも信じてるんだけど実際どうなんだろ(笑)

で、この本。永遠という言葉にめっぽう弱い少女、紀子。誕生日会や小学校の担任との戦い、ちゃっと道を外れかけてた中学生時代、バイトに明け暮れ失恋を経験した高校生時代まで紀子の9年間にわたる物語が描かれている。

子供の頃って大人の言うことをすぐに信じちゃったよね。これは体に毒だから食べちゃいけません、これをすると寿命が縮まりますとか。なんでも信じちゃってたな~。で、紀子の小学生の時の担任、通称黒魔女。この人がまたいろいろ生徒に怖い話して怯えさせるんだ。あれをしたら病気になる、これをしたら癌になるとかいろいろ。この年になると何で信じたんだろうって思うようなことばかり。でも小学生の時とかはホントーに怖いんだよね。でもその魔術が解けるのも呆気なくて、誰かが種明かししたらすぐにみんな平気な顔になる。なんか読んでて自分の小学生時代が懐かしくなった。

そして中学でちょっとグレる。結構お決まりなパターンだよね。はい。わたくしもすこーしだけグレてました。というか反抗期なんだよね。でも外れかけた道もだいたいは自然と元に戻るもんなんだよね。親といるのが無性に恥ずかしがる紀子がまるで自分みたいでなんか恥ずかしかった。

紀子は高校生で初恋をする、相手は同じ高校の男の子。恋愛なんてしたことないし最初はどうしていいかわからない。これが正しいと思ったかとが相手に負担になったり、まあ今でもあるけど、あの頃はちょっとしたことがすごく嬉しくて、悲しかったな。。。

この本を通して紀子の成長を見ることができる。嬉しいことも悲しいことも辛いこともあったけど、それでも未来に向かって歩き出す。きっとみんなそうなんだろうな。そして自分も。爽やかな風が吹くいい本だった。

にほんブログ村 本ブログへ←よかったら押して下さい^^

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「カラフル」森 絵都

カラフル (文春文庫 も 20-1) カラフル (文春文庫 も 20-1)

著者:森 絵都
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

おすすめ度★★★★

前から森絵都さんの本は読んでみたかったんだけど、なかなか機会がなくてっていうかいつも先延ばしにしていたんで、今回の「カラフル」が初!森絵都さんの本の読書となった。イメージとしては読みやすい本を書く人かなって思ってたんだけど、今回に限ってはそのイメージが当てはまっていた。

あらすじは、生前の罪により輪廻のサイクルから外されてしまった僕の魂。しかし天使による抽選にみごと当たって下界に下りて再挑戦のチャンスを得た。家族や学校での問題に悩み自殺した少年、小林真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければいけない。そして小林真として過ごすうちにいろいろなことに気づいていき・・・

とまあ天使まで出てきちゃって初めはデスノートみたいって思ってたけど(悪魔でもないし話ぜーんぜん違うけど^^:)読む前から設定が面白そうだしサクサク読めるなって思ってたけど、その通り。一日で読めます!この本は。

小林真の体にホームステイしていくうちに「僕」はいろいろなことに気づいていきます。初めは最悪な、壊れかけている家庭だと思っていたものが、実は家族の絆としての温かさを持っていたこと。平凡なこと、普通に人生を送れるということはとても重要で素晴らしいことなのだと。友情がもたらしてくれる喜び嬉しさ。様々な発見は「僕」にとっても小林真にとってもとても大切なものとなっていく・・・てこれ以上は読んでみてくださいな!^^!

小林真は身長が低いことにコンプレックスを持っていたけど、自分も中学とか、高校の時はいろいろなコンプレックスをもっていたな~。でも年を重ねるにつれてこれでもいっか!って思えるようになった。コンプレックスだと思う所を受け入れられれば自分にも自信が持てるようになるんだよなーって読みながらふと考えてしまった。

って話が脱線したけど、この本はまず設定が面白いし読みやすい本だと思う。天使の名前がプルプルってのも笑えるしね!

にほんブログ村 本ブログへ←よかったら押して下さい^^

| | コメント (0) | トラックバック (0)