カテゴリー「 奥田英郎」の記事

「ララピポ」奥田英郎

ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2) ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)

著者:奥田 英朗
販売元:幻冬舎
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オススメ度★★★★☆

「ララピポ」。。。なんか意味わからないけど癖になる言葉だ。一人で言ってちょっと笑ってしまった(笑)。成宮くんと森山中の村上さんで映画化されるらしい。でもタイトルにまず惹かれちゃうよね。

6人の人間の生活を描いた連作短編集。対人恐怖症のフリーライター、NOといえないカラオケ店員、キャバクラのスカウトマンなど。どうも普通の人とは違うなって人たちのお話です。それぞれの話が少しづつ繋がっていて他の話に出てきた場面がまた違う人間の視点で描かれていたりする。

まずキャラが濃い。6人それぞれ個性的というか濃い。それとも話し全体が結構お下品だからそう見えるのかな。とりあえず濃厚な人間観察が楽しめます。で、そんな愉快な人たちを上から傍観者のように眺めていられる感じが最高(笑)

特にマンションの上の部屋の物音、というか夜の音、が気になって仕方なく、ついには盗聴までしちゃうフリーライターは面白かった。なんかわかるんだよね。いや自分も盗聴したいとかじゃなくて隣の部屋でも音が聞こえるときになっちゃうし。ただ普段の欲望のはけ口を上の部屋の音に求めてしまうところがなんか読んでて切ない感じで。。。

全体的に笑える面白さなんだけど、そんな中にも「あ~あ」みたいな切なさがあった。

「ララピポ」=「a lot of people」。十人十色、人が百人いれば百通りの生き方があるわけで。普段の生活で何げなく接している人が実は想像もしないようなことをしてるかもしれない、なんて考えちゃうよね。

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「真夜中のマーチ」奥田英郎

真夜中のマーチ (集英社文庫) 真夜中のマーチ (集英社文庫)

著者:奥田 英朗
販売元:集英社
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オススメ度★★★★

この本は結構前に買って家に積んでたんだけど、その存在を忘れてた。この前、あーこの本買ってたわ~って思いだして多分買ってから1年くらいでやっと読んでみた。

パーティーの主催者をしているちょっとあやしい実業家のヨコケン。そのパーティーにやってきた三田物産の三田ことミタゾウ。その二人が手を組んで現金強奪をしようと試みるが謎の女クロチェに邪魔をされてしまう。そこで新たな計画を知ったヨコケンとミタゾウはクロチェと手を組んで10億円の強奪を目指していく。

まあ正直ヨコケンは普通にいたら間違いなく嫌いなタイプの人間だ。金で何でも解決できる、女もついてくる、でもって他の人間を見下すタイプ。ホント嫌い。でもそんな人間をこの本ではあまり嫌味な感じを出さずに描いているから読んでいてストレスにならない。むしろ所々笑わせてくれる。

そんなヨコケンとミタゾウ。三田物産の三田である彼はその名前から三田グループの御曹子と勘違いされ人から手厚くもてなされることもしばしば。ヨコケンは最初そんなミタゾウがただの平社員とも知らず金を巻き上げようとする。でヤクザなんかも出てきて脅すんだけど、結果的にはただの平社員ってわかった時のヨコケン達の反応はかなり笑えたね(笑)

そんな面白い二人が自然と行動を共にするようになる。そこに現れた謎の女クロチェ。3人が手を組んで10億円強奪作戦がスタートする。

そんな3人の中で見せる人間模様も面白い。ヨコゾウがクロチェに恋をしたり、それを軽くあしらってミタゾウにちょっかいを出すクロチェ。なんだかんだで絆が深まっていくところも読んでて面白かった。

てか10憶円もの大金の強奪作戦なのに結構計画性がないのには、こんなんで10憶も強奪できるの?とも思ったけど、冷静で集中力だけは凄いミタゾウのおかげでなんとかなっていちゃう。ま、そこもよかったけどね。

結構イッキに読めちゃう本だね。あんまり頭使わない本読みたい、って時にはもってこいだと思う。

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