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「笑う招き猫」山本幸久

笑う招き猫 (集英社文庫) 笑う招き猫 (集英社文庫)

著者:山本 幸久
販売元:集英社
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オススメ度★★★★★★

女性コンビのお笑い芸人といったら、はねるのとびらの北陽がまず思い浮かぶ。背もアブちゃんが高くて伊藤ちゃんが小さいってなんかこの本の二人と似てるかも。考えてみたら女性の二人組の芸人ってすごく少ないね。

駆け出しの漫才コンビの「アカコとヒトミ」。初のライブは散々で、おまけにセクハラ芸人を殴ってしまう。それでも笑いをとるために必死で頑張る二人にはこの先どんな展開が待っているのか!

とりあえず面白かった!!読みやすいし、シンプルでわかりやすいし。出てくるキャラクターも個性的でよかったな~♪

まるで小学生のようにいつもリュックサックを背負っているアカコ。とてもかわいらしいキャラで純粋な上に少し天然。こういうキャラ好きだわ。そこにいるだけで場が明るくなるような女の子。事務所の社長にはズバズバ言うし、マネージャーはデブ呼ばわり。でもそんな無邪気で子供っぽいところがとても愛らしい。この本のマスコットだ。

で、そのマスコットの隣に立ってる背の高いお姉さん。子供度MAXのアカコとは対照的に冷静で一応はしっかりしているヒトミ。身長180センチで自転車を電車代りにして走り回る。勇ましいね。でも自転車で移動するのって以外に楽しかったりする(ヒトミはお金がないだけか^^;)。自分も昔5つ先の駅にある塾に毎日自転車で通ってた。乗れば乗るほど早く着けるようになるんだよね。自転車でどこにでも行ってしまうタフな女。この人はメッセンジャーになれるよ。

そんな二人が漫才で笑いをとるために頑張っていくところは笑いあり、つい応援したくなってしまうところありで読んでいくうちにとても愛着が湧いてきた。

キンキラって芸人のライブにゲストで出た時のアカコんの「今日の客、いただくからね!」ってセリフには痺れたわ~。かっこいい!アカコ姉さん!って感じ。まあ本を通してアカコを姉さんて思えたのはここだけだけど(笑)いや~アカコのキャラほんとに好きだわ。友達だったら間違いなく楽しいよ。

で、彼女たちだけではなく他にも濃ゆいキャラが。シラヌキジュンは日焼けした肌、筋肉質で一年中タンクトップ。それでもってコテッコテのオネエ言葉使われたら面白くないわけがない!自称、美の追求者。まるでIKKOさんじゃないか!(笑)彼のキャラ最高♪

ま、元アイドルのユキユメノはあまり好きじゃないが・・・

ヒトミはアカコとネタ合わせしている時が一番幸せだという。なんかいいなって思った。やりたいことやってるな~って。自分もたとえ職につこうが仕事以外の時間で精いっぱいやりたいことをやって生きていきたいって思ってるから彼女たちが眩しく見える。

漫才が好きで好きでしょうがない二人。読んでて心が温まる、ちょっぴり涙ぐましいところもあって、久々に読んでて登場人物を心から好きになれた。輝いてるね。

「愛受け取るよりも、笑いでウケ取る」まさにその通りの彼女たち。

読んでて思った。自分の道は自分で決める。人になんて流されないで。

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