カテゴリー「 荻原 浩」の記事

「メリーゴーランド」荻原 浩

メリーゴーランド (新潮文庫) メリーゴーランド (新潮文庫)

著者:荻原 浩
販売元:新潮社
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オススメ度★★★★

はて、最後にメリーゴーランドに乗ったのはいつだっただろうか。小さいころに親に連れて行ってもらったディズニーだったかな?いつからか興味をなくし、自分の中でその存在は小さなものになっていったな。

この本のテーマパークも、人々がその存在を忘れ去ろうとしていた。そんな時、過労死続出の職場を逃れ、田園都市の市役所に勤務している啓一は、ある日、潰れかけたそのテーマパークを再建する仕事を任される。

のんびり構えるゆるい感じ。でも公務員てほんとにこんな感じなの?サラリーマンの人が読んだら怒りそうだ。。。なんてことを思っていたけど、いらん心配だったね^^物語が進むにつれ、やる気を出して、人々をまとめ上げていこうとするところはすごく好感が持ててよかった。

他の荻原浩の作品同様に話がテンポ良く進んでいき、毎度のことながらとても読みやすい本だった。読後感も気分よく、楽しめる一冊。

やっぱり必死にテーマパークを変えようと奮闘する啓一の姿はかっこよかったな~。

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「サニーサイドエッグ」荻原浩

サニーサイドエッグ (創元クライム・クラブ) サニーサイドエッグ (創元クライム・クラブ)

著者:荻原 浩
販売元:東京創元社
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おすすめ度★★★★★

散々ブログを更新をするのを怠けていたらもう夏も終わりで、大学のレポートに追われつつブログの更新も少しづつ復活していこうと思う今日この頃。。。

そんなわけで今回登場するのはあの!!「ハードボイルドエッグ」の続編「サニーサイドエッグ」です!!(「ハードボイルドエッグ」とは荻原浩の真骨頂!てか笑わせまくりな自称探偵がある事件に巻き込まれていくという、ミステリーっていうかコメディミステリーで超オススメなので読んでない人はぜひとも読んでみてください!)

で今回も自称探偵でも来る仕事は動物探しの依頼ばかりの(動物?)探偵最上俊平が猫探しをしていくうちに思いもよらぬ事件と遭遇していくというもの。

まあこの本のオモシロさは何といっても、おバカな探偵最上俊平。さんざんクール気取っているつもりでも気取れない、何かしようものならドジばかり。だけど、ふとした所で優しさを見せるこの探偵はかなりのお気に入りのキャラ!ただふざけているようで、たまに考えさせるような事を言ったり、ちょっとカッコイイじゃんって思わせる部分もあり、思わずニヤリとしてしまう。それでもどんな状況でも出てくるシュールなジョークには前作同様笑わせられた。

雇った秘書の茜とのコンビも面白く、猫探しで忍び込もうとした家で瞬時に二人が親子役を熱演したところは特に面白かった(笑)欲を言えばもっと茜とのコンビの場面を多く描いて欲しかったな~。

ラストは一件落着、前作はホロリとさせられたけど今回はほほえましい終わり方でよかった。もともと主人公のキャラが強烈なので、是非ともまた続編を!と期待してしまいます。。

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「オロロ畑でつかまえて」荻原浩

オロロ畑でつかまえて オロロ畑でつかまえて

著者:荻原 浩
販売元:集英社
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おすすめ度★★★★

荻原浩のデビュー作となった本作。その後に出された作品に通じるものがあり、この本が原点なんだなーって思った。そして、やっぱりこの人の本は読みやすい。

人口わずか三百人の山奥の村、牛穴村。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。そんな村が倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社と手を組んで村おこしを画策。無茶苦茶な村おこし大作戦が始まった・・・

っと、こんなストーリーなんだけど、久しぶりにユーモア作品を読んだせいか本のところどころにちりばめられているお笑いポイントに、たまらず吹いてしまったことが何回も・・・で、やはり荻原浩はユーモア作家なんだなって再確認。(もちろんユーモアだけじゃないけど)牛穴村の人々をユニバーサル広告社の人が無茶苦茶な言葉で説得して、しまいにゃLOVEだ何だと言い出したのには電車の中で堪えきれず一人笑い。牛穴村のキッツーイ方言と東京弁のコラボレーションは最高でした。

村おこしをしていく上で倒産寸前の広告社が考え出した無茶苦茶なことを無茶を承知でやっちゃうとことか、なんかもう呆れるを通り越してほほえましくなってくる。結果的に思わぬ副産物(?)みたいなのも出てきたりして面白かった。

ちなみにこの本でツボだった言葉、「できちゃう前にできること」。

意味わかんないかもしれないけど読んでみたらすぐにわかります。ホントくだらないから。笑

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「噂」荻原浩

噂

著者:荻原 浩
販売元:新潮社
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おすすめ度★★★★

荻原浩の本のサイコミステリー。この人の本はこれで5冊目だけど、今回の本も読みやすかった。

香水の口コミ宣伝として、渋谷の女子高生を使ってレインマンという殺人者の噂を広めていく。しかし、やがてその噂は本当のこととなっていく。

と、こんな感じの話。出てくる登場人物では事件を追う刑事が渋谷の女子高生と必死にコミュニケーションを図っていくところなんかが面白かったし、捜査のコンビを組んだ女性刑事との絡みも読んでいるほうは温かい気持ちになれてよかった。

ただ、ミステリーとしては微妙かなって思ってたんだけど、最後の最後にやられた!って感じだった。なんとなく予想してて、でもあってほしくないけど、やっぱりあった・・・見たいな気分。このまま最後は少し温かさを残して終わっていくのかなとも思っていたから、とにかくラストの一行は衝撃だった。で、読み終わったあとに何回も前のほうを読み返してしまった。ちょっとゾッとします。

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